福田和弘「夢応の鯉魚」

福田和弘「夢応の鯉魚」

価格：60,000円

タイトル：夢応の鯉魚（むおうのりぎょ）

制作者：福田和弘

制作年：1990年代

種類：木版画

縦：151cm 横：38cm

材質：紙

色：黒のみ

■作品概要

夢応の鯉魚とは、1776年出版の読み本、「雨月物語（うげつものがたり）」に収められた怪異小説である。1776年は江戸時代の後期に当たる。

あらすじ：主人公は評判の良い画僧であり、名は興義（こうぎ）。あるとき興義は夢を見る。その内容は自身が水中の魚になって他の魚と遊ぶ夢であった。興義はこの夢を元に見事な鯉の絵を描く。

人々は興義から鯉の絵を欲しがったが、興義はそれを売らない。理由は描かれた鯉は彼自身が飼っている鯉であり、また魚を食す者に売ることはできないという。人々は面白いことを言う興義を気に入り、彼はますます評判になった。そんな中、興義は突然病床に伏せて死んでしまう。

■備考

1. 上記の画像では経年により少し色が落ちてますが、ご注文を受け次第、新しく刷り上げます。

2. 作品の原版が消失していた場合、ご販売できない場合がございます。ご了承ください。